在仙の報道機関責任者会「三金会」(事務局・河北新報社編集局)が運営する、みやぎ「災害とメディア」研究会の2回目の研修会が2024年5月11日、仙台市太白区の東日本放送「ぐりりホール」で開かれました。
新聞、放送、通信各社の若手記者やデスクと、みやぎ防災・減災円卓会議会員の研究者や自治体担当者ら約60人が参加。「災害時に果たすべき報道の役割、そして、過去から学ぶ戒め」をテーマに、公益社団法人3.11メモリアルネットワーク職員で震災語り部の阿部任さん、毎日新聞石巻通信部記者の百武信幸さん、東日本放送気仙沼市局カメラマンの千葉顕一さんが、それぞれ取材される側と取材する側の悩みや課題を報告しました。朝日新聞大阪本社社会部デスクの千種辰弥さんを進行役に意見交換し、取材の意図を双方が分かち合って進めることの大切さ、震災報道を未来の災害に生かす方向性を確かめ合いました。
研究会は2018年、円卓会議の派生組織として発足しました。メディア主体の運営がより望ましいとの意見を受けて2023年度に三金会の運営に移行し、研修会の開催は2回目になります。