みやぎ「災害とメディア」研究会へのメッセージ
NSL(Network for Saving Lives/マスメディアと研究者による地震災害軽減に関する懇話会)からメッセージをいただきました。
みやぎ「災害とメディア」研究会の発足おめでとうございます。甚大な被害をもたらした東日本大震災、その教訓を受け継いでいくために、関係者の方々のご尽力で立ち上がったものと存じます。私たちNSLも、取材の場ではない「オフレコ」有志の会として2001年に立ち上がりました。これまで17年間で123回の例会を開いています。長年の「顔の見える関係」や「共に勉強してきた姿勢」は在名の防災報道のレベルを高めてきたと自負しています。
先輩方からは「非常時ではない」時に開くのが大事だと言われてきました。「何かが起きてから」動いては遅い。「起きる前に」勉強し、関係をつくっておくことが大切なのだと。でも、報道関係者にとって日々の仕事は「起きたことを、起きていることを伝える」訳で、「起きる前」のことを取り上げるのはなかなか難しい。幹事業務を回していくのも、毎日の仕事を抱える中で、正直なかなか大変です。それでも、何とか絶えることなく続けてきました。「いつか来る」巨大地震に少しでも備えたい。所属している企業や団体といったそれぞれの立場を超え、いざという時に素早く動ける「率直な意見交換」の場こそが大事。少し先輩面になって恐縮ですが、NSL17年の取り組みから、それは自信を持って言えます。
無理し過ぎず、ゆるやかに、しなやかに。取り組みを長続きさせるポイントです。ぜひお互いに、意見交換しながら、少しでも「災害による犠牲を減らす」取り組みを続けていきましょう。
NSL(Network for Saving Lives)
企画グループ一同
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